リコリスの長いつぶやき

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心房中隔欠損症 ⑥経食道心臓エコー 一泊入院検査

主治医の先生から、
「新しい手術はできる場合とできない場合があるから
とりあえず適応かどうか調べてみませんか?」と
お話がありました。

確かに、調べておく分には良いかなと思い
検査入院することになりました。一泊二日です。

検査方法としては口から食道までカメラ(超音波のね)を入れて
そこから心臓を見て、穴の位置や大きさを調べるそうです。

検査担当は別の先生でした。
一通り説明いただいた中で、
「検査中、小さなお子さんは麻酔で寝てもらってますが
どうされますか?大人で胃カメラとか経験ある方は
起きたままでも大丈夫ですが…」

私「胃カメラしたことないので眠らせて下さい」(即答)

すみませんビビリで( ;∀;)
今思えば、食道までだし
いつかするかもしれない
胃カメラの練習として起きたままでも良かったかもしれません(笑)

検査当日。
絶食は前日夕食からだったかどうかうろ覚えですが、
健康診断の日以外朝食は抜かない生活なので
お腹ぺこぺこです。

午前中検査→結果は割とすぐ分かるので説明→昼食前に退院 の流れです。

検査室や手術室に連れていかれるわけでもなく、
ナースステーションと続きになっている部屋で
検査は行われました。
麻酔かかって寝ていたのは15分くらいだったかな?
特に何事もなく終了し、
病室に戻されて寝続けていたところに
ちょうど主人が現れてそれで目が覚めました。

それからはそれほど時間はかからず、
検査結果の説明で先生から呼ばれました。

まず結果を告げられ、
私は「残念ながら手術適応外です」とのことでした。
穴自体は確か14㎜で、大きさ自体は問題ないけど
(大きすぎると穴を塞ぐ閉鎖栓の大きさが足りないとか)
穴の位置が、心臓内の壁の下限にあるそうで
閉鎖栓を取り付けても外れてしまう可能性が高い、と。
上下左右挟み込む分の壁が無いと、ってことみたい。

「それでもご希望の方には行いますが
たぶん閉鎖栓が落ちてしまいます」

栓が落ちちゃうと分かってて手術してもなー。
ということで、私の場合は
手術は開胸一択となりました。ここの病院の場合、です。
詳細はまた後の記事に書きます。

昼食前に退院となり、
某ピッツェリアチェーンで
ランチを食べたら胃もたれしました(笑)
検査の絶食後はさすがにちょっと無理がありました。というか年か…。

心房中隔欠損症 ⑤カテーテル手術認可、依頼

いつも通りの定期受診の日。
先生から、「新しい治療法がそのうちできるようになるかも。
できるようになったらご連絡します」と
お話がありました。
どうやらカテーテルを使った治療のようです。

この頃だと、手術方法はまだ開胸手術しかなくて
数週間の入院が必要でした。

しばらく経ってから、GW中だったかな?
先生からお電話があって
「新しい治療法の認可が下りました、
受けてみる気はありませんか?」と。

…すみません、即答でお断りしてしまいました。
大人だし他に基礎疾患特にないから
手術する対象としてはうってつけだったんだろうなー、多分。
先延ばしの日々は続きます。

 

心房中隔欠損症 ④セカンドオピニオン

紹介してもらった先生は、穏やかで優しそうな方でした。

結論から言うと、
その先生の考えとしては
「妊娠・出産を考えているのであればぜひ手術を」とのことでした。

出産時、血流量が増えるので
心臓や脳にかかる負担は普段の比ではなく、
脳梗塞等のリスクが高まるらしいです。
(※大分うろ覚えですが)

はっきり覚えているのは、そのお話をしたとき
先生がとても悲しそうな顔をされていたので
実際にそういった例をご存じだったのかもしれません。

当時は結婚していなかったので
妊娠・出産…といっても具体的に何も考えていませんでした。
どうしようかなぁと考えつつも
また再び経過観察で通院の日々を続けました。

心房中隔欠損症 ③主治医変わる&セカンドオピニオンを決める

また何年か経過観察が続き、
主治医の先生が別病院の開院に引き抜かれることになり
別の先生になりました。

以前の先生か、今の先生の時かは忘れてしまいましたが
「穴が大きくなってる気がする」と言われました。マジで…。
手術をやんわりと勧められていましたが
まだいいです!と断ってましたね、ええ。
日頃の運動制限も特になく「何しても良いよ」と言われ、
特に困ってなかったから
大がかりな手術だし受けるのが怖かったです。
今思えば、もっと早く受けておけば良かったと思います。

でも受診の度に手術を勧められるので姉につぶやいたところ、
セカンドオピニオンで他の所受診したら?」とアドバイスしてくれました。
姉は看護師で以前勤務していた病院が
私の通院先とほぼ同じ規模でした。
同僚からの情報で良さそうな循環器の先生を
教えてもらえました。ありがたや。

セカンドオピニオンで他院を受診したいと
主治医の先生に連絡を取ったところ
お忙しかったのか、まあ他の理由か
ちょっと不機嫌そうに思えました。気のせいだと思いたい。
当時だと今ほどセカンドオピニオンって
無かっただろうしなあ。ちょっと複雑。

ともあれ、検査データや必要な書類を用意してもらいました。
いざ、他の病院へ。

心房中隔欠損症 ②カテーテル検査

9歳か10歳ぐらいに、精密検査のため
夏休みに一週間くらい入院しました。
カテーテル検査です。

同じ検査を受ける子と仲良くなり、
検査は同日でその子の検査が
先だったので扉の前まで見送ったのですが
その後室内から、「ぎゃああぁぁ」と悲鳴が聞こえました。
注射痛かったんだなあ…。
私はその後でしたが麻酔の注射?子供だとお尻に打つんだよね。
めちゃ痛かったです( ;∀;)
大人になった今では、注射した側の方々にも同情。お疲れさまです…(*'▽')

当時は麻酔で眠っていましたが、
検査内容としては足の付け根に小さな穴を開けて
そこからカテーテルを通してました。
縫合はしなかったです。

当時、アトピー性皮膚炎がかなりひどく
術後の夜だけ痕を搔きむしらないように
腕を固定された覚えが。仕方ないよね。

カテーテル検査の結果ですが、
私は引き続き経過観察となりました。

名古屋徳洲会病院のサイト内、「心臓カテーテル検査とは」のところ↓
http://www.nagoya.tokushukai.or.jp/wp/heart_cardiopathy/1695.html

たぶん、この「肺体血流比」のことだったのかな。
7:3だと手術適応で、私は6:4と言われた記憶があります。
このころの手術だと開胸一択で、
手術するなら一か月入院が必要でした。

ともあれ、私はその後もしばらく
経過観察の通院が続くのでした。

心房中隔欠損症 ①通院の始まり

大分うろ覚えですが、病気が見つかり通院が始まったのは
小学校に上がったくらい?だったかな。
おそらく内科検診や心電図で引っかかったのではないかと思われます。

当時は予約システムが無かったので
学校に行く日よりも早起きし、車で1時間弱かけて病院へ。
受付開始前に母親が並んでいた気がします。
終わるのは早くて昼過ぎ、遅いと夕方。
先生は僅かなお昼休みの時間以外は
朝から夕方までずっと診察されていました。

通院は半年に一回、検査は心電図+レントゲン+心臓の超音波。
検査室でレントゲン写真(このころはまだデータではない)と
心電図の検査内容を受け取り診察室へ持っていきました。

ちなみに、姉もどこかに穴が空いており
一緒に通院していましたが、
姉は成長するにつれ穴が小さくなり
年一回の通院に変わりました。
最終的には穴が塞がり通院不要となり、
以降は私のみ通院を続けることになりました。
当時は姉がちょっと羨ましかったです。

心房中隔欠損症 ⓪まえがき

心房中隔欠損症 ⓪ まえがき
心房中隔欠損症という、先天性の心疾患を持っており
数年前に手術を受けました。

↓心房中隔欠損症(ASD)とは (済生会熊本病院
https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/atrial_septal_defect/

簡単に言うと、心臓の中にある四つの部屋、
上方の左右(右心房と左心房)を隔てる壁に穴があり
一部の血液の流れが正常と異なるため
健常な人より心臓に負荷がかかります。

通院は●十年、手術前後合わせて1か月半の休職。
身体が本調子に戻ったと感じるまでは3か月かかりました。
病気が見つかってから通院~手術~その後の生活や
気を付けること、こうすれば良かったなーということ等
少しでもどなたかの参考になればと思い立ち
書いていきたいと思います。