心房中隔欠損症 ⑩手術説明 その2
⑩手術説明 その2
前の記事の続きです。
●検査・治療を受けなかった場合の経過予想と予後
大体は40歳くらいまでは無症状で経過→それ以降は不整脈や肺高血圧症等々が徐々に進行、
この時期に手術を行っても術後に残ったりすると。放置すると心不全がさらに進行する。
ほか、塞栓症の危険性もある。
→手術を決める前に主治医の先生がお話していたのはこの辺りの話でした。
自覚症状?は疲れやすいのと、あとは坂道や階段でたまに
頭の中が脈打つ様な頭痛というかガンガン衝撃が来るというか。
手術後頭痛ぽいのはほぼ消えたので、
そっちの方は症状といえば症状だったのかもしれません。
体力が無く疲れやすいのは今も変わらないので
もともと心機能が人より早く低下していったせいなのか、
それとも他の要因か、そこはさっぱり分かりません。
●他に可能な治療
薬で症状の進行を遅くすることは可能だが根本的な治療にはならない。
欠損孔のタイプや大きさによってはカテーテルによる閉鎖術が可能。
→先の記事で書いた通り、
私はカテーテル手術の適応外となったため開胸手術を選びました。
ただし、開胸ではない方法も別の病院であると教えて頂きました。
それについては次の記事で書きます。
●手術予定日の変更について
私の症状はそれほど急ぎで手術が必要な状態ではないので、
症状が重く早めに手術をしたほうが良い人が多くいらっしゃったり、
救急搬送などで緊急手術が入ったりした場合は
手術予定日を変更してもらう場合があると重ねて説明がありました。
入院してからも言われました。
それは仕方ないよね。生命に関わるし、急ぐ人の方が大事。
●手術日について、これから受ける人へ参考として「高額療養費制度」
私は25日が手術予定日となり、21日に入院となりましたが
日程をある程度選べるならば、退院日からおおよそ逆算して、
入院期間はできるだけ月をまたがない方が良いです…!!!
ご存知の方も多いと思いますが、日本の保険診療には
「高額療養費制度」というものがあり
簡単にいうと年齢と収入に応じて
一定以上の金額の「保険分」支払を超えるとそれ以上は保険者が負担してくれるという
大変ありがたい制度です。(※食事代や差額ベッド代は別です)
↓厚生労働省のページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html
注意しないといけないのは、「月」単位であること。
私は25日が手術日と言われた時点で、「あ、月またぐな。手術のある月しか
高額療養費の対象にならないかも…」と思いましたが
もう早い所終わらせたいし、とそのまま承諾してしまいました。
(先生はある程度ずらせますが、その日でいいですか?とわざわざ訊いて下さいました)
入院の会計計算については無知だったのでなめていました…。
結果、支払った金額は3割負担で
手術を受けた月(期間:10日間)→高額療養費の対象となり10万弱
検査のみした翌月(期間:6日間)→対象とならず7~8万円くらい
合計で18万円くらいの支払でした。
領収書みたとき、合計の点数が30万点くらいだったので
普通に3割負担していたら90万円です。
それが18万で済んだのだから有難いですが
入院~退院まで同じ月内で済んでいれば
トータル11~12万円で済んだと思われます。ぐっは
手術説明はもう少しオマケの話があります。