リコリスの長いつぶやき

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心房中隔欠損症 ⑪手術説明(おまけ)&セカンドオピニオン行けず

※後半、身内への愚痴がちょっと入ります。ご注意ください<(_ _)>

 

おまけの話なのですが、
開胸手術を選択したときにこれくらいの傷が残りますよ、というお話を先生からされたときのこと。
「ビキニみたいな水着は着れなくなりますが…」と言われた時に
ちょっと引っかかりました。
いや、別に物理的に着るのが不可能になるわけじゃないよね?
傷跡見えるから着れないって先生は言ってるのかなあ。
たまたま自分は水着を着るような遊びやスポーツは好きじゃなかったので
水着を着る予定は当面なかったけれど
着たいなら着るし、って思いました。
頑張った証になるわけで、隠すような傷跡じゃないもの。

ちょっと引っかかりはしましたが、大遅刻をした手前(汗)
先生には特に何も言わずに終わりました。

 


セカンドオピニオン…というかほぼ身内の話になります。

前の記事で、お世話になっている病院の治療法は
カテーテルか開胸手術の二択でしたが、
同県内にある赤十字病院内視鏡を使った手術を
行っていると教えて頂きました。
患者向けにわかりやすく「内視鏡」っていう表現にしてくださってたけれど
もう少し詳しく言うと胸腔鏡ってことだったみたいです。

「うちでは詳しい説明ができないので、
お話聞いてみたいならセカンドオピニオンということで
そこに紹介状を書きますよ」とまで先生が言ってくれました。
おお、ありがたい…。

 

けれど、説明に同席していた父親は
「ここ(=いまお世話になっている病院)で(手術を)受けるんだろ?」と
さも当然の様に言いました。そういう考えになるのは仕方ない、よね。

ただ、他の選択肢があるなんて想像もしていなかったので
とりあえず話だけはその病院に聞きに行ってみたいなというのが
自分としては正直な所でした。

 

結論から言うと、セカンドオピニオンの受診は断念しました。
受診自体が、母親の強い反対にあいました。
経済的に既に親からは自立していていい年しているにもかかわらず
どうして諦めちゃうの?って思われるかもしれません。
それだけ強い反対だったのです。

 

今風に言うと「毒親」で、子供は親の言うことを聞くべき、反対なんて許さない!って
堂々と言ってくる人で。
反論すると、私だけでなく夫や義両親に対しても
攻撃するような人でした。
セカンドオピニオンで他の病院へとりあえず話を聞きに行きたい、と言ったら案の定、大反対。
「娘が私のいう事を聞かない!」と義両親に電話する始末。
義両親は「話を聞きに行くだけなら良いのでは…」とごくごくまともな意見を述べてくれたのですが
それに対して「私の娘を唆すのか!」と電話口で叫ぶ始末です。
…書いていると思い出して悲しくなってきました。

 

勿論こっそりと受診は可能でしたが、
話を聞きに行くと万が一そちらの病院に行きたくなったら
より強く後悔が残る気がして
受診自体を諦めました。
自分自身に言われるのは悲しいかな慣れてしまったけれど
周りの大事な人たちが何も悪くないのに
攻撃されることが耐えられませんでした。

 

手術をお世話になっていた病院で開胸で受けたこと自体は
全く後悔していませんが、
セカンドオピニオンに行けなかったのは後悔しています。

 

もう10年近く前の話になるし
治療の選択肢はもっと多岐に渡っているかもしれません。
もし患者ご本人が情報を理解し選択可能な年齢ならば、
家族間でよくよくお話して
ご本人が後悔の無い選択をしてほしいなと思います。

 

次は術前検査と、入院説明の話です。